Bio Life

-美と食を愉しむ暮らし-

<冬の食養生>七草粥に次ぐ、小正月にいただきたいもの。

おはようございます。

連休はいかがお過ごしされましたでしょうか。昨日は成人の日。大人の仲間入りをされた皆さま、おめでとうございます。今はどのようなお気持ちなのかなーと、当時の自分を思い返すと...成人したからと何か大きな変化を実感することがあまりないものの、どことなく新鮮な気持ちと酷い二日酔いで、通学したことが懐かしくもあり苦い思い出です。。笑

そして本日1/15は「小正月」。皆さま、どのような日かご存知でしょうか?小正月は、「女(おんな)正月」とも言われ、年末年始と忙しかった女性を労う日とされております。本日は、あまり知られておりませんが実は大切な意味のある「小正月」について綴らせていただきたいなと思います。

小正月は、旧暦(太陰太陽暦)の「お正月」

旧暦では、新月の日を毎月1日としており、満月を15日(十五夜)、そして次の新月までを一ヶ月としています。

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昔の日本では、満月には”特別な力のある、めでたいもの”と考えられ、一年で最初に満月が見える日、1/15を元日としておりました。つまり、現在の小正月1/15は、旧暦のお正月にあたるのです。(2019年の満月は21日ですが...^^)そして、明治初期に新暦(太陽暦)になると、元日から松の内(1/6か7)までを「大正月」、1/15を「小正月」と呼ぶようになりました。また先述致しましたように、小正月は「女正月」とも呼ばれ、これは、お正月を迎える準備や来客者の対応で、年末から大正月に忙しく働いた女性(主婦)をねぎらい、小正月の時期には、身体を休めたり、実家に帰省してゆっくりと過ごすように、という意味が込められております。それに対し、大正月を「男正月」とも言います。

小正月の行事とは。

大掃除、門松やしめ縄を飾り歳神様をお迎えする行事である「大正月」に対して、「小正月」は、豊作祈願など、家庭的・個人的な行事を行うお正月で、お盆と同様に大切な節目でした。

餅花

大正月には門松を飾りますが、小正月には「餅花(もちばな)」などを飾ります。これは、農作物の豊作を願い、稲穂を思わせる柳などの枝に小さく切ったお餅やお団子をさして飾るものです。このため、「小正月」は、”豊作の予祝”の大切な行事とされ「花正月」とも呼ばれております。

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どんど焼き

またこの日は、歳神様をお迎えする際にお供えしたしめ縄や門松などの正月飾りや古いお札を、お寺の境内や田畑で焼き払う「どんど焼き」も行われます。「どんど焼き」は、無病息災を願う行事と言われ、どんど焼きの煙に乗って山へ帰る歳神様にあやかり、”どんど焼きの炎にあたると若返る””焼いたお餅を食べると病気にならない”とも言われております。

「小豆粥」をいただく

小正月の朝には、鏡開きのお餅を入れた「小豆粥(あずきがゆ)」を食べる習慣があります。昔の中国では、小豆粥を炊いて家族の健康を祈る習わしがあり、日本でも無病息災と五穀豊穣を願いお粥をいただくようになりました。また、小豆の朱色には、邪気を祓う力があると言われており、一年の家族の健康を願う意味を込めて「小豆粥」を食べたそうです。更に、小豆粥の炊き上がりにより、その年の吉凶を占う(農作物の出来不出来や天候を占う)神事があったことも、小正月に小豆粥を食べるようになった理由の一つです。

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「小豆」は、中医学や古くからの食養生などで解毒作用や利尿作用があるとされております。このため、小豆粥は女性の大敵である冷えやむくみをとる、更に、便秘解消など胃腸を健やかにすることが期待されている、健康にも美容にも嬉しい養生食です。女性を労う小正月。「小豆粥」でホッと一息、心とお身体を休めてみませんか。そして、お母さまや奥さま、主夫の方へ、感謝の気持ちをお伝えする良い機会にされてみてはいかがでしょうか^^皆さまの、無病息災、そして、災い転じて福を呼び込まれることを心より願っております。

本日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。